事例14 軽度知的障害で障害基礎年金2級
目次
事例14 軽度知的障害で障害基礎年金2級
受給事例の概要
・傷病名:軽度知的障害
・年齢:20歳代
・就労状況:アルバイト(週4日)
・年金種類と年金額:障害基礎年金2級、約79万円
相談からご依頼まで
ご両親は将来のことを考え障害年金の請求を考えたが、週に4日以上働いていると受給できないと周囲から言われたため、受給の可能性について当所に相談された。
請求におけるポイント
(病歴・日常生活状況)
3歳から4歳頃にかけて他の子どもができることが同じようにできないことがあったが、特に気にするほどではなかった。
小学校、中学校時は自分の気持ちをうまく言葉にすることができないため、友人たちと十分なコミュニケーションが取れず、トラブルになることがあった。学習面においても課題があったが、特別支援学級へ入学することには親として抵抗があった。
普通科高校への進学は難しいとの判断から特別支援学校へ入学した。支援学校卒業後は、介護施設職員として週に4日程度勤務している。
日常生活・就労状況について何回も本人・両親と面談を行い、日常生活の困りごとや就労のためにどのようなサポートを受けているかなどを詳細に記載した「日常生活状況自己申告書」を作成して、診断書作成依頼時に医師に渡した。
結果
障害基礎年金2級(事後重症)
感想
軽度知的障害の方の場合、診察時には医師に対して日常生活や就労状況について背伸びした答えを言ってしまう傾向にあります。
日常生活のや就労状況について、診察時間内では伝えきれないことをまとめることにより、医師にはとても喜んでいただき、本人の状況が正確に反映された診断書を作成していただくことができました。
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